仕事で出張が続き、腰痛がでる。
今回は腰痛に対しての施術の一例を取り上げてみました。
腰痛に悩まされている人は、国内で2800万人いると言われています。 (厚生労働省2013年調べ)
ただ、一概に腰痛といっても色々な種類がございます。
ぎっくり腰のように痛みがとても強く動くことすら辛いもの。ヘルニアなどの痺れが出ているもの。
または、普段の長時間の座り姿勢などからくる、重だるさに近いような痛みまで様々あります。
今回は、仕事での腰痛。とくには座る時間が長くなってしまうことによる腰痛の症例をまとめてみました。
初診時の症状・状態
・この2か月出張が続いていて、飛行機や新幹線による長時間移動で座っていることが多い。
・腰のはり、重だるさを常に感じるようになってしまった。ふくらはぎ~足の裏の疲れているのを感じる。
・仕事の終わり終盤には、腰痛が気になってしまう事が多い
施術者が実際に腰の状態を触らせていただくと、臀部~腰までの筋肉はかなりかたくなっていました。
腰の動きをみる検査では、座ったまま上半身をねじる動きが、筋肉の硬さに邪魔されて範囲がかなり制限されてしまっていました。
施術内容
①長時間かけて固まってしまった筋肉をしっかりとほぐして、血流を改善させることから始めました。
この時点でも、腰に血流が戻ってきた感覚や、スッキリ感などを感じたとのことでしたが、いざ座っていただくと、腰痛がでそうな感覚・動きにくい?重い?ような感覚はまだ残ってしまっていたので、他のアプローチも必要と判断し、さらなる腰痛の対処のために継続して施術をしていくことになりました。
次の仕事での海外出張(片道10時間のフライト)まで2週間の期間で4回の施術を行いました。
②前回までの筋肉の硬さによる問題のほかに、腰椎(腰の背骨)や骨盤などの骨・関節の動きまでしっかりと整える施術をしていきました。アジャストメント(調整)と言われるテクニックで歪みなどを整えます。
また、足裏などの重だるさも、お尻の筋肉(大殿筋や中殿筋)などの硬さによりでているものである可能性が高くなってきたので、初回よりも深い筋肉や関節を広い範囲で施術をしていきました。
海外主張の前には、力が抜けて座っているような感覚にまで身体がリラックスできるようになり、いつも以上に張りきってお仕事に行っていただくことができました。
担当者のコメント
飛行機や新幹線の座席に窮屈そうに小さくなって、座っていると腰がはってくるのは当然です。また、仕事の取引先で緊張するプレゼンをし、その間は立ち続けているのだから、足のふくらはぎも足の裏もパンパンに硬く凝っていました。
仕事だけでなく、旅行などでも同じ状況になることは多いと思います!
・コリの原因は筋肉の血行不良です。血行不良が続くと乳酸などの老廃物が溜り不快感や痛みといった症状として現れます。
・腰の重だるさや軽い腰痛でもほっておくとギックリ腰になりかねません。ときどきマッサージでほぐしてあげましょう。
腰痛の原因となってしまった状態の解説
今回は仕事での出張による腰痛の症例でしたが、普段のデスクワークによる慢性的なストレス・疲労や
夏休み、お盆休み、年末年始のような連休での旅行シーズンのあとに、今回のような症状の方が増えます。
※それから、ぎっくり腰の方もかなり増えるように感じます!!
私達の治療院の考えでは、身体が急に痛みを出すことはかなり稀だと思います。
もともとの生活や動作に繰り返しにより、日々ストレスや疲労をためてしまった結果として、痛みが何時おきてしまってもおかしくない状態になっていることが原因と考えています。
カイロプラクティックでは、そんな腰痛の原因となってしまう、身体の芯に溜まってしまったストレスや疲労を根本からのアプローチで解消させていきます。