グロインペイン症候群 股関節の内側の痛み
2018.07.25
カテゴリー:股関節の痛み » サッカー(フットサル) » 股関節・膝・足の痛み » マラソン » 未分類
タグ:カイロプラクティック • グロインペイン症候群 • 鼠径部痛症候群
よくスポーツをされる方で 足の付け根・股関節の内側や鼠径部・下腹部といった場所に
動かしたときの痛み ひどいときには、なにもしていないのに痛みを感じるときなどはありませんか??
もしかしたら、グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)かもしれません?!
グロインペイン?鼠径部痛症候群? まだあまり聞きなれない名前の症状ですが
どのようなものかをまとめてみました。
- 目次
- グロインペイン症候群 ・ 鼠径部痛症候群とはなに?
- どのような症状がでるの?
- 原因はなに?
- 痛めやすい人、動作は?
- 対処方法
予防方法
グロインペイン症候群 ・ 鼠径部痛症候群 とは?
サッカー選手と関わりの深い怪我となっていて、『職業病みたいなものだから仕方がない』と諦めている方も多いみたいです。 先日、日本でもかなり話題になったワールドカップで活躍された日本代表のキャプテンを務めた長谷部 誠 選手や 中田 英寿 選手 など 超一流の選手から中学生までも悩まされる症状です。
また、サッカーに限らず、水泳や格闘技などでも痛めてしまった方は多いです。
そんな、スポーツの天敵となる症状の1つをまとめてみました。
是非、参考にしてみてください。
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グロインペイン症候群 鼠径部痛症候群とは?
まず、グロイン(鼠径部) ペイン(痛み)という意味を持ち 一つの原因ではなく鼠径部にでる痛み・症状の総称としてつかわれます。
なので、、、、 グロインペインと鼠径部痛は同じ意味となります。
- 鼠径部に痛みを発生させる症状は次のようなものになります。
- 恥骨結合炎 (下腹部や股の付け根に痛み) ※妊婦などにも多い。
- 内転筋腱障害 (股の付け根からふともも内側の痛み)
- スポーツヘルニア(鼠径ヘルニア) (鼠径部から下腹部の痛み)
- 腸腰筋機能障害 などになります。
医療機関などでは、これらの症状の可能性があるときの総称 グロインペイン症候群として診断を受けます。
また、症候群 と名のつくものは一つの原因に限らないので、その診断をされるときは多いが、本当の原因はなかなか見つからず症状の改善が遅れてしまうことも多いです。
どのような症状がでるの?
鼠径部、下腹部、坐骨部、睾丸部に痛みがでます。
動かしたときの痛み。症状の場所を押すと痛み。下腹部のあたりまで痛みが広がる。
ひどく痛めてしまったとき、慢性化してしまったときは、常に鼠径部に痛みがでることもあります。
原因はなに?
筋肉の使い過ぎ(オーバーユース)が、ほとんどの原因となっています。
骨盤の歪み、傾きにより過剰に負担がかかってしまうことにより起きる場合や、足首や膝を怪我してしまい、それらをかばって運動をつづけることによっても起きてしまいます。
・足の長さや極端な筋力の違い。骨盤の傾きなどにより、片方の足にのみ負担が増えてしまうことが原因と考えられています。
・運動学的連鎖(キネマティック チェーン)の乱れによる負担の増大。
※運動学的連鎖とは、体の全体でいろいろな部位の負担を分散させたり、より効率的に動けるようにするなどの、筋肉一つ一つの働きではなく、それぞれの筋肉間での働き・動きの流れのようなものです。
例として、歩行時の右手と左足、それらを支える体幹(腹筋や腸腰筋)などの流れをつくる連鎖的な働きのこと。
痛めやすい人や動作は?
サッカーで痛める人が多く。陸上や水泳、ホッケーなどでも痛めるときがあり、コンタクトスポーツでは直接的な外傷として痛めてしまうときも有ります。
また、デスクワークにより長時間座りっぱなしで、足の筋肉(特に内転筋)が硬くなり、久しぶりの運動をしたときに痛めてしまう。
20歳前後の男性に多い。
痛い時の対処方法
医療機関での治療法はいまだに確立はされておらず、
痛みを感じ出したとき、運動をしたときなどは、しっかりと冷却し、安静と休息をしっかりととるしかありません。
ほとんどの原因は、骨や関節ではなく筋肉の使い過ぎ (オーバーユース・過疲労)となっているので、
手技療法 鍼治療 電気治療 などでの対処は可能と考えられており
痛めてしまった筋肉を対処するだけでは、再発することが多いので、
カイロプラクティック、整体などで、オーバーユースを起こさせてしまったいる身体の歪みや使い方の癖を根本からの改善をさせていくことが症状の緩和につながっていきます。
予防方法
- 日頃からストレッチしておく筋肉(柔軟性を保っていたい筋肉) : 腸腰筋 内転筋 臀筋 大胸筋 広背筋
- 股関節周辺の筋肉と股関節の柔軟性を保つ
- 怪我をした後、無理に動作、運動をつづけない。
- 久しぶりの運動の前はしっかりと準備運動をする。(準備運動は、上半身と下半身の協調運動(キネマティックチェーンの働き)がしっかりととれる運動だとなお良い。)