『さくら道ウルトラ遠足2011』in 名古屋から金沢
2011.04.30
昨年に引き続き、名古屋から金沢のマラソン大会(制限時間48時間)のサポートに伺いました。
今回のスタッフは全員さくら道のサポート経験者でしたので、選手の皆さんに対して的確なフォローができたと思います。
今回のサポートは以下の4箇所で行いました。
1.岐阜県郡上市美並町 道の駅美並 駐車場 約80km地点
2.岐阜県郡上市白鳥町 民宿さとうさん 館内 約116km地点
3.岐阜県大野郡白川村 作業小屋 (御母衣旅館のお向い)約156km地点
4.富山県南砺市荒木 坂上松華堂さん 店内 約226km地点
以下、各ポイントでの内容です。
1.道の駅美並さん 駐車場(16:30〜19:00) 約80km地点
雨に加え寒さもあり、例年に比べ皆さんここを通過するのが遅かったように感じました。また、体力の消耗も激しかったと思います。脚の張りや腰痛を訴える方の他、リュックを担いでの走りなので背中の張りを訴える方も多かったです。元々症状を持たれているランナーは、その部位を気にされている人が多かったように思います。ケアの順番を待つランナーも何名かおられました。
2.民宿さとうさん 館内(11:30〜03:00) 約116km地点
ここは公式なエイドで多くの選手が仮眠を取ったり着替えたりする場所なので、ケアを受ける選手が多いところです。開始から約15〜17時間経過し100キロ以上を走破しているので、筋肉がパンパンで熱を持っている選手も多かったです。身体中が力んでいましたので、ある程度筋肉を緩めて、この後の坂道に備えるようなフォローを心がけました。
3.作業小屋 <御母衣旅館のお向い>(08:00〜11:00)約156km地点
今年は天候が最悪でした。設営を予定していた御母衣ダム付近では暴風雨でしたので
ダムの下方に移動し、急遽一般のお宅の作業小屋をお借りし、エイドを設置しました。
雨と風で体温低下が顕著な選手が多く、リタイアの声も多く聞きました。
何人かの選手のケアをしたり温かい飲み物を出したり、声援を送ったりしました。
4.坂上松華堂さん 店内(17:00〜24:00) 約226km地点
こちらも公式なエイドで簡単な食事を振舞っていただけるポイントです。
昨年私たちは五箇山のトンネルを抜けたポイントでサポートを行いましたが、今年は雨・風がひどく屋根があったほうがよいということで、こちらでご一緒させていただきました。ここまで走破された選手の身体はまさに『満身創痍』です。
私達がお手伝いできることも限られ、上半身の力を抜くことやストライドが少しでも
出るように股関節などのケアを行いました。ある選手が『150kmまでは実力で走れるが、その後は己の身を削るのみ』と云っていた言葉が印象的でした。
文責 渡邉