今朝から首が痛み、頭痛もでている
昨晩ベットに入る時に首の痛みはなかったのに、
朝起きての首の痛みにびっくり!
挙句の果てに頭痛まで・・・
そんな辛さを抱えた方の症例です。
当院で施術を受けられた患者さん(28歳女性)の一例です。
<症例>
年度末の忙しさが終わり、仕事を終えて友人と居酒屋で楽しく過ごしました。週末ということもあり少し飲み過ぎましたが、帰宅しお風呂にゆっくり入って就寝しました。翌朝、目が覚めると首の痛みがあることに気がつきました。
以前経験のある寝違えだろうと思い、少し様子を見ました。しかしながら次第に頭痛が出てきたので市販の頭痛薬を飲んでみましたが、多少の変化はあるものの、首の痛みと頭痛も残っていたので、週明けに近所の整形外科へ向かいました。病院ではレントゲンを撮り、問題はないということで痛み止めの飲み薬と湿布をもらい、3日間くらいの安静を促されました。その後出社したところ、振り向けない私をみた上司が、ご自身の経験でカイロプラクティックを受けたらよかったことがあり、紹介してもらい来院しました。
<初診時の症状>
①首を動かすと、首の痛み、肩の痛み
②首の痛みから頭痛が出ているような気がする
③問診で普段、肩こりに悩んでいる
<施術の経過>
今回のケースは発症して2日経過していること、整形外科から安静を促されたことなどを鑑みて、初回は『首回りの保護』と『全身のコンデションを整える』ことを目的とした施術をいたしました。まずは首回りの触診から、一部熱っぽさを感じられる部分があったのでアイシングを促しました。するととても気持ちがいい場所に気付かれ、他とは明らかに違うことで驚かれたこと、さらにご本人が辛いと感じている場所と実際に痛んでいる場所がはっきり認識できたとのことでした。よって整形外科から処方された湿布を貼る場所が明確になり喜ばれてました。
一方でノーマルな筋肉に対しては辛い筋肉を支えてもらう必要性がありますので、コンディションを整える施術を選択しました。肩甲骨、両腕、背中、胸部、骨盤周りの筋肉や関節まで多岐に渡りました。また当日はデスクワークやクライアントとの打ち合わせなど、スケジュールはびっちり入っているとのことなのでテーピングを使用して筋肉の保護を施しました。
初回のカイロプラクティック施術の後は、『➀首から肩の筋肉が痛む』がほぼ半減しました。それにともない、『➁首の痛みから来ていたと思われる頭痛』が静まりました。その3日後、首回りの熱っぽさも下がり首周囲にカイロプラクティック施術を行い、寝違いに関わる施術をいたしました。2回目の施術後は➀と➁については解決しました。③の肩こりのお悩みに関しては基本的な肩こり対応を施しました。仕事中での姿勢の認識を高めていただき、職場とご自宅で取り入れるストレッチをマスターしていきながら中期的に取り組んでおります。
<担当カイロプラクターのコメント>
初回の施術では、特に肩甲骨の動きが著しく低下していましたので、カイロプラクティックの施術にて少しずつ肩甲骨の可動性を修正しました。
さらに肩甲骨から首にかけて、寝違いを起こしやすいパートで『寝違いマッスル』と呼ばれている筋肉があります。今回のケースではその筋肉がアイシングでかなり気持ちいいとのことでしたので、まずは保護を優先しました。
そして周囲の筋肉に対して迅速な回復を狙い、まずは首の痛みを助けてあげれる(支持できる)状況を目指しました。2回目の施術は、患部の熱っぽさも随分軽減されていたので、初回の取り組みであった肩甲骨の可動性をさらに高めることに加えて、首回りの筋肉の伸び縮みや、首の回転性を高めるための対策を講じました。
😛 寝違え ノート 😀
<解説>
症状
起床時に、手で首を支えないと辛かったり、首の後ろや首から肩にかけての痛み、痛みで首を動かせないなどの症状があります。通常は1週間もすればよくなりますが、クセになる場合があります。また、痛い場所が炎症により腫れたり、熱感があったりします。炎症が起こっている場合、2~3日は安静にしましょう。
原因
一般的に、画像や検査で分かりえるものはないので、いくつかの原因が考えられています。
不自然な姿勢で眠り続けたために、首の筋肉がひきつってしまう、前日などに普段しない激しい運動や重労働により首の筋肉が軽い肉離れをおこす、首の関節の袋(関節包)に炎症がおこる、などの原因があります。
具体的な生活習慣における原因としては、飲酒や疲労により眠りが深くなり寝返りをうたない(筋肉がひきつったり、肉離れをおこす)、腕の使い過ぎ(重いものを持つと首の後ろの筋肉に負担がでます)、長時間の同じ姿勢(デスクワークが長時間に及ぶと頭を同じ位置に保持するために首の筋肉に負担が生じる)などがあります。
😯 筆者の私感 寝違え 🙄
私も大小あわせて5回程度寝違えの経験があります。
初めての寝違いは、起床直後に首が重いし固まっているなぁ~と感じたのですが、首を起こした瞬間に左首と肩辺りが一瞬にして引きつるようでした。
冷静になっていざ身体を動かそうとしても引きつり固まった首肩がいうことを聞きません。強引に動かすと首肩が痛くてたまりません。
一度冷静になり、首を動かそうとすると右にも左にも動かないので戸惑いました。その時はすぐに保冷剤をぬれタオルに包んで患部に5分位あてがい、10分程インターバルを開けて数回繰り返しました。
その後、少し慣れてきたので動きを確認すると、右側には20度くらい動くのですが左は全く動かず、上下は多少の動きができました。
鎮痛消炎剤は飲みませんでしたが冷やして気持ち良い部分に湿布を貼ったり、勤務中もできるだけアイシングをしてみました。睡眠時は上向きにすると左側に頭が傾きそうになると怖いので、頭の脇にバスタオルを入れて支えにしたら楽でした。
痛めた3日後くらいには右向きがほぼOKになり、左向きが45度くらいにまで回復しました。
その後、カイロプラクティックの施術を受けて1週間後には寛解しました。
振り返ると寝違える前の状況として、➀忙しい時やバテバテな時 ➁季節の変わり目で身体を冷やしてしまった時 が挙げられました。
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